地域の医療機関や専門医との連携で、特に長命園の利用者の皆様には安心して暮らして頂けるよう活動をしております。

老人保健生活協同組合加入のお誘い

健やかで豊かな老後のために

●湖南診療所（老人保健生活協同組合）は、長命園入所の皆さんが介護を受けながらも、元気に自立していただくためにどうしても欠かせない健康管理と医療面をご支援いたします。

●老人保健生活協同組合は昭和５９年に、長命園の理念である「老後の発達保障」を実現するために、「いつでも医療が受けられる診療所を作ろう」と入所者、施設職員等の強い要望の中で結成されました。

●施設利用者・家族・地域の賛同者・職員が心と資金を寄せ合って湖南診療所を開設し、組合員の健康管理と診療をおこなっています。

●老人保健生活協同組合は、皆さんに出資金５，０００円で加入をしていただき、診療所の利用は勿論、健康管理をはじめ、生活を豊かにするための取り組みをご利用いただいております。

参考資料　 昭和５８年１２月

　　　　　　長命園敷地内に「診療所」を建設しましょう　　　　　　　　 設立趣意書　

　社会福祉法人松江福祉公社の経営になる、特別養護老人ホーム「長命園」が開設されて半年が経過しました。

　短い期間ではありますが、「発達保障」を園の基本理念に掲げ、食事・入浴・リハビリテ－ション等々、園生活の全分野で、お年寄り人格の尊厳とその生命を守るために成果を上げることができました。

　同時に、園におけるお年寄りの真の「発達保障」を実践してゆくためには、どうしても「医療」が園に日常的に密着して機能しなければならぬことも痛感させられてきました。

　もとより、施設処遇の範囲においても、入園者・お年寄りの保健衛生のための適切な対応ができるように公の措置費支出もなされてはいますが、お年寄りの健康（疾病）にかかわるニ－ズは、ほとんどの場合にこのような施設処遇に範囲を超え、保険診療によることなしには応えることができないのが実状です。

　長命園内には医療法第１条第２項に規定する診療所が設置され、医師が週１回診療に当たっていますが、ＸＰ（ﾚﾝﾄｹﾞﾝ）・ＣＴ（ｺﾝﾋﾟｭﾀ-撮影）・ＥＫＧ（心電図）などの各種検査、投薬・点滴静注から尿道（膀胱）の留置カテ－テルの設置・抜去などの多くは保険診療に依拠することになっています。

　嘱託医の診療日以外にも、病院での受診を必要とする入園者お年寄りが多数あり、毎日のように園職員が付き添って通院治療を続けています。

　日曜祭日を除く毎日、診療してもらえる診療所（保険医療機関）を長命園敷地内に設置したいのが、長命園関係者全員の切実な要求となっています。

　又、長命園周辺の湖南地域における在宅のお年寄りと家族から、長命園の入浴やリハビリ施設の開放が求められており、そのためにも老人医療の専門施設として、長命園敷地内診療所の開設が望まれております。

　以上の趣旨により「湖南診療所」を建設し、長命園の入園者・お年寄りの要望と地域の老人医療要求に応えるべく設立を呼びかけるものです。

　　　　　　　　 設立発起人会代表　　　加　藤　　暁